待望の新作が2本上演されます。

「 型取り 」 をテーマに、新たに出会う平山素子の世界は、今年必見の公演です。

 LifeCasting - 型取られる生命 -

第一部
■ 平山自身による構成・振付のソロ作品
「 Twin Rain 」

昨年7月に行われた美術家・渡辺晃一の個展 『 Danae×平山素子 』 の際に行われたパフォーマンスをモチーフに、新作ソロを発表します。今回の彼女の身体性にとって重要な要素となるのは、渡辺が制作した、平山自身を型取った光樹脂素材の等身大のオブジェ。これまでも様々な身体を 「 型取る 」 ことをテーマに、自身の作品制作を行ってきた渡辺が、美の化身として表現したのが平山の身体。これは、NECが開発した三次元計測機器 ( 3−Dデジタライザ ) の 「 Danae ( ダナエ ) 」 を用いて、平山の身体を金色に降り注ぐ光によりデジタル測定し、それを用いて制作した貴重な作品です。これと向き合いながらギリシア神話の 「 Danae ( ダナエ ) *1 」 をテーマに、繰り広げられる約30分。絶え間なく動き続ける 「 身体 」 が記憶として切り取られた瞬間、その身体は永遠のものとなり、生身の身体は未来へと向かって再び動き続ける。平山の自身の振付・構成による、女性的な美しさと儚さを湛えた独自世界が存分に詰まった作品です。

*1 : 【ダナエの物語】アクリシス王の一人娘ダナエは不吉な予言を受け、男の子を授かることがないよう青銅の扉のついた塔に幽閉された。しかしダナエはとても美しく、ゼウスの神の目にとまり、黄金の雨の雫に姿を変えてダナエと交わる。そして、閉じ込めたはずのダナエに、男の子が生まれる。王は苦悩し、娘ダナエと孫のペルセウスを箱舟に閉じ込め、海に流す・・・。

第二部
■9人のダンサーに平山が振付けた作品
「 un/sleepless 」

豪華かつ多彩なメンバーに平山がダイナミックな振付で挑みます。この作品のキーワードとなる、 “ sleep = 眠る ” 、という行為。私たちは、眠りに落ちていくその瞬間に、すべての行為が 「 リセットされる 」 様な感覚をしばしば呼び起こされます。あらゆる行為をどこかへ運び去ってしまう、そんな眠りの世界から離脱し、ポジティブ / ネガティブと 「 型取る 」 ことを止めない世界をさまよい続ける身体が行き着く果ては?ダンサーの生身の身体から溢れ出るエネルギーは、様々に化学変化を引き起こし、感情や思考は揺さぶられる。観客は肉体の存在の証の目撃者となるでしょう。個性的なダンサーたちによって変容される、新たな平山素子の世界にご期待ください。

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